改葬・墓じまいの豆知識

埋葬の方法②『永代供養』

「子どもが遠方で暮らしている」「お墓を継ぐ家族がいない」など様々な事情でお墓参りをできない家族に代わり、お寺様や墓地・霊園管理者がお墓掃除やお参りなどの供養をしてくれるお墓のことをいいます。大きく分けて合祀・個別の2種類があります。




複数の血縁のない人の遺骨を合祀するお墓です。お墓参りができない家族に代わり、お寺様や墓地・霊園管理者が供養・管理を行うため、子どもにお墓を守る負担をかけずにすみます。合祀後、特定の人の遺骨だけを取り出すことはできません。




個人(一人)の納骨ができる永代供養のお墓です。合祀墓のように血縁のない人と一緒に納骨されることに抵抗のある方に利用されます。個人だけでなく夫婦や友人、家族単位のお墓もあります。




遺骨を収蔵する「納骨スペース」のことをいいます。ロッカー式や仏壇型、自動搬送式などの種類があります。お墓に比べて安価ですが、立地により価格に差があり、2人目以降の納骨の際に別途費用がかかることもあります。また一定期間安置された後、合祀となる場合もあります。




墓石の代わりに樹木を植えて墓標とする埋葬方法です。基本的に永代供養で、緑あふれる公園のような花壇タイプや自然を極力残し、整地を最小限に抑えた里山タイプなどがあります。最近ではペットと一緒に入れる樹木葬のお墓も注目を集めています。

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